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神に頼って家族が阻む日々を乗り越えてきた (II)

そして、姉妹は神の御言葉から次の二節を私に読んでくれました。「ノアが箱舟を造った時代を振り返って見なさい。人類はひどく堕落し、人々は神の祝福から迷いはぐれ、もはや神の配慮は得られず、神の約束を失ってしまっていた。闇の中を神の光なしに生きていた。そして人の本性は放縦となり、おぞましい堕落に身を任せた。……ノアだけが神を礼拝し、悪を避けたので、神の声を聞くことができ、神の指示を聞くことができた。ノアは神の言葉の指示に従って箱舟を造り、あらゆる種類の生物をそこに集めた。こうしてひとたびすべての準備が整うと、神は世界に破滅をもたらした。ノアとその家族七人だけが破滅を逃れて生き残ったが、それはノアがヤーウェを礼拝し、悪を避けたからであった」。「それでは現代に目を向けてみなさい。ノアのように神を礼拝し、悪を避けることのできる義人はいなくなってしまった。それでもなお、神はこの人類に恵み深く、この終末の時代においても人類の罪を赦す。神の現われを切望する人々を神は探し求める。神の言葉を聞くことができる人々、神の任務を忘れず、心と体を神に捧げる人々を神は探し求める。神の前で赤子のように従順で、神に抵抗しない人々を神は探し求める。あなたが何の勢力にも妨げられずに神に献身するならば、神はあなたを好意の眼差しを注ぎ、祝福を授ける」。

姉妹はこう言いました。「おばさん、誰もが知っての通り、ノアの生きた時代は人間の悪と堕落で満ちていたため、神は洪水を使って人類を滅ぼすることにされました。しかし、人類を滅ぼす前に、神はノアに箱舟を造り、同時に人々に福音を宣べ伝えるよう命じられました。しかし、当時の人々はノアの言葉を信じず、神が洪水で世界を滅ぼされるなどなおさら信じませんでした。彼らは皆、ノアのことを気違いで愚かな者だと思いました。結果として、洪水が本当に起きた時、ノアの8人家族だけが箱舟の中に入って助かり、それ以外の者たちは全員が洪水によって滅びたのです。ノアのストーリーは現代の人々にどういった警告を促しているのでしょう? 現在の人々の悪と堕落の度合いはノアが生きた時代よりも遥かに酷い状態にあります。しかし、異なる点として、終わりの日である今、神は深刻に堕落した人類を救い、人々に神の御声を聞かせ、人々が神の救いを得られるようにするために自ら受肉され、真理を表してくださっています。しかし、中国共産党による非難宣伝のせいで、多くの人々が真の道を求め、それを調べることを拒み、結果的に神の救いを受ける機会を逃してしまっています。おばさん、人間はあまりにも愚か過ぎると思いませんか? 終わりの日の神の働きは、サタンの妨害とかく乱を通してありとあらゆる種の人々を暴露されました。心から神を信じ、真理を愛する人々は、全能神がすべてを支配して司る御方であると確信しています。それ故に、彼らはどのような誘惑やかく乱にさらされても、神への信仰を保ち、神から離れずにいることができます。そのような人々のみ、神が人間にお与えになる永遠の救いを授かることができるのです。にもかかわらず、真理を愛していない人々は、神への真の信仰を持っていない、もしくは臆する心を持っているが故にサタンに誘惑される中で神から離れ、神に背き、終わりの日の神の救いを失っています。最終的に、彼らはサタンの運命同様、神によって滅ぼされてしまうのです」。

神の御言葉と姉妹の交流を聞いた後、私はこの理解に至りました。「今日私がこの状況に直面した時、表面的には自分の家族が私の神への信仰を反対しているように見えました。しかし、見えない所ではサタンが神と賭けをしていたのです。サタンは私が消極的で弱気な心の中を生き、神に背き、神から離れるようにするために、私の家族からの妨害を利用しようとしたのです。しかし、神はこの状況を使って私の神への信仰を完全にしてくださり、私が神を頼り、神の御言葉通りに実践し、サタンの使う様々な罠を見抜き、ついには神の証しをできるようにしてくださります。これにより、私は神の働きの御知恵と神の義なる性質を知ったのです。神に感謝します。神の御心を理解した後、私は内にこみ上げてくる力を感じた気がして、心の中で神に祈りを捧げました。「神様、あなたのお導きに感謝します。あなたは姉妹の交流を介して私があなたの御心を理解できるようにしてくださりました。神様、私は60歳を超えているのに、まだあなたにお選びいただき、あなたの御前に来れるなんて、本当に光栄です。これはあなたの御恵みで、あなたは私を高めて下さっています。あなたは、私のあなたへの信仰を完全にするために、この状況を使うことを望んでおられるのですね。神様、私はあなたを失望させたくありません。私はサタンを辱めるために、信仰によってあなたを頼りにし、あなたの証しを立てたいと思います」。

私は神の証しを立てる決意をしました。しかし、サタンはまだ私のことを手放さず、私の家族を介して妨害を続けてきました。ある時、私の下の息子がたくさんの中傷的な宣伝情報を私に渡してきてこう言いました。「まずこの情報を読んでみてよ。長い間神を信仰したら家族のことがどうでもよくなって、家を出てしまうようになるって書いてあるよ」。私はそれを読まずに言い返しました。「兄弟姉妹たちがどういう状況で家を後にするか、あなたは知ってるの? 何の問題もないのに、誰が家を出たがるっていうの? 兄弟姉妹たちが家に帰ってこれないのは、中国共産党の迫害を受けているからじゃないかしら?」彼はさらに言いたい事があったようですが、私はもう話したくありませんでした。私は彼に言いました。「いい加減にしなさい、もう何も言わないで。私は疲れてるから、休みたいの。自分の部屋に戻りなさい」。私がドアを閉じても、息子はまだ諦めませんでした。彼は中傷的な宣伝情報を一枚ずつドアの下から通して中に入れてきたのです。噂がたくさん書かれた用紙を見ていると、私は「神への信仰」という映画を思い出しました。中国本土では、中国共産党があちこちで兄弟姉妹たちを探し回っています。結果として、彼らは地元から逃げ出すことを余儀なくされ、あちこちに散在しています。彼らが安心できる場所はありません。中国共産党による迫害のせいで、無数のクリスチャンたちが逮捕され、刑務所に入れられ、中には迫害されて命を落とした人たちまでいるのです。中国共産党はその独裁体制を守り、永久的な権力を持つという野心を実現するために、真理を表して人間を救うために受肉された全能神を激しく嫌い、気が狂ったように全能神教会を迫害し、抑圧しているのです。それはまた、真理を知らない人々を騙すために様々な虚偽を捏造するので、無数のクリスチャンたちが信仰心のない親族たちの迫害を受けることになり、最終的には家族が崩壊するという結果に至っています。にもかかわらず、中国共産党は家庭が崩壊するのは神への信仰が原因だと恥じも知らずに主張しながらこの事実を曲げるのです。彼らはこれを利用して無理やり私たちに信仰を捨てさせようとしてきます。サタンは本当に欺瞞的で、悪意に満ち、卑劣なのです。こう考えると、私は心の中でかなり確信を持てるようになり、サタンの策略に関する識別力を少し得ることができました。私は家族からどのような妨害を受けても全能神について行くと、心の中で決意をしました。

ある夜、私の夫と息子が私の部屋に来て、神を信仰するなとまた言ってきました。私は彼らを無視しました。これを見た夫はすかさず激しい口調で怒鳴りつけてきたのです。「神の信仰を続けるなら、お前とはもう離婚だ!」この瞬間、私は神のこの御言葉を思い出しました。「宇宙で起こるすべてのことのうち、わたしが最終的な決定権を持たないものはない。わたしの手の中にないものなどあるだろうか」。神の御言葉は少しずつ私の不安な心を落ち着かせてくれました。そして、私は心の中で静かに神に祈りました。「神様、私の結婚生活はあなたの御手の中にあります。私と夫が離婚するかどうかは、人間ではなく、あなたがお決めになることです。私はこのすべてをあなたに委ねます」。こう祈りを捧げた後、私は落ち着いてこう言いました。「私たちが離婚するかどうかは神次第です。離婚することになっても、私は神への信仰を続けます」。私が怯えていないことを悟った夫は、獰猛な表情をむき出しにてドアの方を指さしながらこう言いました。「神への信仰を捨てないなら、お前をこの家から追い出してやる」。夫がこう言ったのを聞いて、私は思わず少し不安になりました。「本当に追い出されたら、これからどこで住めばいいの」、と思いました。その時、私は又してもサタンの策略にかかっていることに気が付きました。これ故に、私は慌てて心の中で神に助けを請いました。「神様、私が今日家から追い出されてしまうかどうかはあなたの御手にあります。何が起こっても、私はあなたを信じ、あなたに従い、サタンには絶対に譲歩いたしません。」こう祈りを捧げた後、私は突然、この家の所有権を夫と共有していることを思い出しました。なので、彼は随意に私を追い出すことができる権利など法的には持っていないのです。そして直ぐに私は言い返しました。「私だってこの家の所有権を持っているのよ。この家庭の中で、私は家事をすべてこなし、自分の仕事をしてきたわ。時間がある時に神を信仰するのは私の自由よ。それに、香港では誰にだって信仰の自由は認められているわ。どうして私の邪魔をするのよ? 以前、私は家にいてすることが無い時はとても虚しい気分がして、麻雀をしたり、近所の人たちと噂話して意味の無いことばかりしていたわ。でも私は今、全能神の御言葉を読んで、真理を理解して、人生の正しい道を発見して、心の豊かさを感じているの。なのに、あなたたちはいつも私の邪魔をしてくるわ。私の決断を尊重して、私の神への信仰を邪魔するのはもう止めてください」。私が神への信仰に固執するのを見た夫は言葉を失い、向きを変えて外に出掛けようとしていました。彼は行く前に、「神を信仰することは諦めてもらうからな」、と言いました。そして、彼は腹を立てながら出て行きました。私は思いました。「あなたにどんな風に邪魔されても、私は確固たる姿勢で神について行くわ」。外面的には、夫が怒りをあらわにして出て行っただけのように見えましたが、霊的世界ではサタンが恥じをかいていたことを私は知っていました。神に感謝します。私が神の側でしっかりと立っていられるように、神は私に信仰と知恵をお与えくださったのです。私は心から神に賛美と感謝を捧げました。

ある日、夫は憤慨した態度を一変して、落ち着いた口調でこう言ってきました。「お前はまだ神を信仰するつもりなのか? もう止めてくれないか? お前には麻雀したり、賭け事をしてもらっていた方がいいんだ。神への信仰を捨ててくれさえすれば、今すぐに1億円あげるよ。休暇を取って、お前と一緒に世界中を旅行してもいいし、俺のお金を全部あげてもいい」。彼の言葉を聞いて、私は以前集会で読んだ神のこの御言葉を思い出しました。「あなたは被造物であり、もちろん神を崇拝し、意味のある人生を送るべきである。神を崇拝せず、汚れた肉体のうちに生きるならば、人間の衣装を身に着けた獣にすぎないのではないか」。私はこう思いました。「そうだわ、私は創造物として神を礼拝するべきなのよ。以前、神を知らなかった時、私は肉のために生きていたわ。物質的には必要な物を全て持っていたけれど、心は虚しく、意味の無い生活を送っていたわ。でも今日、神は私を神の前にお導きくださって、私が神の御声を聞き、全能神の表す真理を読み、そして自分の人生における方向性を見つけることができるようにして下さったのよ。これはお金で購入できるものじゃないわ。それに、お金ではいのちはおろか、真理を購入することも絶対にできない。お金と肉の快楽のために神への信仰と神に従うことを諦めてしまったら、私はあり得ないほどの愚か者になってしまうわ。主イエス様もこう言っておられるわ。『たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買いもどすことができようか』(マタイによる福音書 16:26)。このように考えて、私は自分の選択を貫くことを心の中でさらに強く決意しました。私は夫にきっぱりとこう言いました。「もう私のことを説得しないでください。私は神を固く信じていますから。お金は自分のためにとっておいてください。私には必要ありません」。私がこう言ったのを聞いた夫はもう何も言いませんでした。

神に感謝します。私は神に従う決意を心から固めた時、神の素晴らしい御業を目の当たりにしました。私が集会に行くのを家族が邪魔しなくなっただけでなく、ゆくゆくは家庭も落ち着きを取り戻したのです。今、私は規則正しく教会生活を送り、創造物としての本分を尽くしています。私がサタンの攻撃を打ち破り、神への証しを立てることができたのは、完全に神の御言葉による御導きがあったおかげです。全ての栄光、神にあれ! 終わり。

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