ゲームで病みつきになった息子はどのようにインタネット依存症から離れて彼女と仲間になるか

ある夏の夜、公園はとても賑やかでした。遊び回る子どもたち、おしゃべりを楽しむ大人たち、音楽にのって踊る人たちもいました。

そんな中で1人、ジャオ・ファンは不安げな表情を浮かべてベンチに座り、息子のことを考え込んでいました。「この子は小さい頃、いつも私にべったりで、何でも話してくれた。でも、日に日に成長するにつれ、自分なりに関心や、趣味や生活スタイルができて、短気になってきた。それに、コンピューターゲームに病みつきになって、こっちは何度も強く注意しているけれど、全然耳を貸そうとしない。腹を割って話し合おうとしてもいつも二言三言交わすだけで意見が食い違って終わる。お互いの間にどんどん距離ができてしまっているようね。もう心も体も疲れたわ。どうしたらいいの。」

ゲームで病みつきになった息子はどのようにインタネット依存症から離れて彼女と仲間になるか

「あの、ハンドバッグ落ちましたよ。」子どもの声に、彼女は我に返りました。

「あら、ありがとう。」ジャオはハンドバッグを拾い、微笑んで少女の頭をなでてから、家に帰りました。

帰宅するとジャオ・ファンは2人の子どもたちが一緒に座ってゲームをしているのを見ました。「そこよそこよ」、10歳の娘が兄に向って叫びました。「あーあ。またお兄ちゃんの負け。本当にバカなんだから。」

その会話を聞いたジャオはますますいら立ち、ピシャリとドアを閉めます。

すると娘が頭を上げました。「ママ、おかえり。」

「あなたたち2人とも、1日中ゲームばっかりね。」ジャオはイライラしながら子どもたちに言いました。「もっとためになることをしたらどうなの」彼らが返事をしないのを見て、頭に血がのぼります。「あんたたちに話してるのよ、聞こえないの」。

娘は口を結んだまま、しぶしぶ立ち上がり、その場を去りました。

ジャオは怒りをこらえ、息子に向き直ります。「ゲームなんかしてて食べていける?学校の成績が上がるの?取りつかれたみたいに1日中ゲームばかりして。食事中だって、スマホばかり見ているでしょう。スマホがそんなに大事なの。」

息子は一瞬面倒くさそうに彼女を見上げるとすぐに頭を下げ、またスマホで遊び続けました。これを見たジャオはスマホをつかんで叩き割りたい衝動に駆られました。

その時、また娘がやって来ました。「ママ、怒らないで。夜ご飯作ってよ。私たち、朝も食べてないし、お腹ぺこぺこよ。」

「今日は夜ご飯は作りません。好きなだけ遊ぶといいわ。言うことを聞かないんだから、ママはもうあなたたちの面倒はみません。」そう言うと、ジャオは寝室に入り、怒ってドアを閉めました。

ベッドに腰を下ろしたジャオ・ファンは、次第に落ち着いてきました。「私が何を言っても、この子は絶対に耳を貸さない。今ではゲームから離れない上に、私たちの親子関係もますます気まずくなってきている。私はなぜ、こんなにこの子に腹を立てているの。単にゲーム中毒のせいなの、それとも私の言うことを聞かないからなの。他にも理由があるのかしら。いったい私はなぜ気がどうかしてるの」どうすればよいか分からないまま、ジャオ・ファンは神の御前に出て自分の悩みを告げました。そして祈りの後、神のこの言葉を思い出しました。「しかし、一部の人々が言うように、神は自分の地位について仰々しい概念を持っており、『わたしは最も偉大な存在であり、わたしがあなたがたを支配している。あなたがたは全員わたしに慈悲を請わなければならず、わたしに従わない者は死をもって罰とする』などと言うのでしょうか。神はかつて、このように人間を脅迫したことがありますか。(ありません。)神は、これまでに『人類は堕落しているので、わたしが人間をどのように好き勝手に扱ってもどうでもよい。人間に対して周到な用意を行う必要は無い』などと言ったことがありますか。神はこのように考えるでしょうか。(いいえ。)神がそのように行動したことがありますか。(ありません。)それとは反対に、神による人間それぞれに対する処遇はまじめで責任感があり、あなたが自分自身に対するよりも責任感に溢れています。そうではないですか。神は無益に言葉を述べることも、尊大に振る舞うことも、人々を欺くこともありません。その逆で、神は誠実かつ静かに、自身が行うべきことを行います。」(「唯一の神自身 6」より)

この神の言葉について思いをめぐらせているうちに、ジャオは悟ります。「神は創造主であり、宇宙の支配者。至高にして聖なる方なのに、へりくだって地上で真理を伝え、救いの働きを行われ、大きな苦しみを受けられた。私たちは神の御心が分からないことは何度もあったし、神に反抗したこともあったけれど、神がその身分と地位を使って私たちに何かを要求したり、やみくもに怒り散らしたりすることは決してなかった。神はただ、その計画通り、ご自身のやり方で私たちの中で働きを行われただけなのね。その言葉によって私たちの魂を動かし、いつも私たちのそばにいて、私たちの救いを諦めたことはない。神の本質はとても美しく良いもので、私たち人間の誰にもない。では、私はどうだったかしら。息子をしつけようとしてカッとなって、傲慢な本性をさらけ出してしまっているじゃないの。『私はこの子の母親よ、私がやってることは全部正しいし、この子のためだし、言うことを聞いてもらって当然よ』と思いながらいつもこの子をしつけ、お説教していた。息子が耳を貸さないと、私はひどくイライラして、腹を立てることもあった。そんな私に敬虔なキリスト教徒らしさなんて残っているのかしら。私は息子を産んだけれど、神の御前では、私たちは2人とも、サタンによって深く堕落させられた創造物よ。私に息子を叱りつける資格なんてあるのかしら。母親の立場を利用して言うことを聞かせ、意のままに行動させようとするなんて、あまりにも理不尽だったわ。」そう思ったジャオ・ファンは自分の傲慢さと思い上がりがさらに恥ずかしくなり、神の聖なる善良な本質に心を動かされました。

そしてジャオ・ファンは心を鎮め、息子と良い関係を築くにはどうすればよいか、そして、息子を神の御前に連れて行き、ゲーム中毒を直していただくにはどうすればよいかについて真理を求めました。自分には息子を正しい道に導く力はないとわかっていました。それができるのは神だけです。自分自身を脇に置いて、息子を完全に神に委ねます。もうサタンの性質によって生きたくないと思いました。それでは息子との関係が壊れて、彼女自身が狼狽し辛くなるだけだからです。

ある日、息子がまたコンピューターゲームで遊んでいるのを見たジャオ・ファンは、以前のようにイライラするあまり、コンピューターの電源を抜いてしまいたくなります。しかし、神の御前に決意を固めたことを思い出し、怒りを抑えて、すぐに心の中で神を求めました。祈りの後、神の言葉を2つ思い出します。「自分の知識と能力を頼りにして事業に着手するならば、あなたはいつも失敗し、いつも神の祝福をのがしてしまう。」(『神は全人類の運命を支配する』より)「人の心と霊は神の手の中にあり、人の生活全ては神に見られているのである。あなたがこのことを信じようと信じまいと、生けるものも死せるものも、ありとあらゆるものが、神の思いによって、移ろい、変化し、新しくされ、消え去るのである。これが、神が万物を支配する方法である。」(『神は人のいのちの源である』より)神の言葉が光のように心を照らし、彼女は悟ります。「確かにそのとおりだわ。私が自分のやり方に頼ると、いつも失敗する。息子の考え方や発想は神の手の中にあるのに。」そして静かに神に祈りました。「神よ、すべてをあなたの手に委ねます。すべてを整えていただきたいです。」不思議なことに、勢いをつけてプレイしていた息子のキーボードが動かなくなりました。彼は「変だな」と言いながら、仕方なくコンピューターを閉じます。これを見たジャオは、心の中で何度も神に感謝しました。同時に、息子と腹を割って話し合いたいと思いましたが、話をする前に息子は「宿題がある」、と言いました。そこでジャオ・ファンは、神の采配に従うことを望みながら、最適な機会が与えられるよう、神に祈りました。

夕食時に息子が、「ママ、人生って退屈だね。学校にいる時は、のんびり好きなだけ遊びたくて、早く休みになれと思ったけど、今はよけいにつまらないや」と言い出しました。

ジャオ・ファンは言いました。「あのね、それはなぜか分かる?この世界では、みんなそれぞれ正しくてまともだと思える趣味とか、関心とかがあるでしょ。それならなぜ、望みが満たされるともっと空しく感じるのかしら?それは、私たちの望みがサタンから来たもので、心の中の空しさや心配を解決できないからなのよ。それにわたしたちのいのちにもならない。私たちは神の御前に出て、神の言葉に従った時に初めて、心が安らいで喜べるの。後で一緒に神の言葉を読まないかしら。」

息子は頷き、その隣に座っていた娘も、「ママ、私も神様の言葉を読みたい」と言いました。

神の素晴らしい御業を見て、ジャオは心の中で神に感謝と賛美をささげました。「いいわ。夕食の後に一緒に神の言葉を読みましょう。」

夕食後、ジャオは神の言葉、『若者は世界の悪しき風潮を見抜くべきである』を子どもたちに読んで聞かせました。彼女の語りを通して、コンピューターゲームはサタンが人間を傷つけるための道具であること、それで遊び続ければどんどん堕落していくことを、ジャオの息子は知るようになります。それを理解した彼は、神の言葉をもっと聞き、ゲームの時間を減らす、と言いました。しかしサタンが人間に害を及ぼす手段を見抜いていなかったので、またオンラインゲームにはまり、神の言葉を読まないことが多くなってしまいます。それを見たジャオはまた心配になり、息子が少しでも早くサタンの束縛から自由になり、普通の生活を送れるように願いました。しかし、息子の助けになることは何もできず、全くの無力感の中、神に祈ることしかできませんでした。

何度も何度も祈り、ジャオは神の言葉から実践の道を見出だしました。それはさまざまな人々に対して、さまざまな原則とそれぞれの背丈に従って接する、という道です。彼女は考えました。「私自身が神の言葉を体験したことを、この子にもっと伝えるべきね。この子がプレッシャーをあまり感じないように。」

ある日の夕食後、ジャオ・ファンは部屋でスマホで遊んでいる息子の隣に腰掛けます。すると息子は顔を見上げました。「ママ、どうしたの?」

ジャオ・ファンは微笑んで、「ちょっとね、話がしたいの」と言いました。

少し驚きながらも、息子はスマホをそばに置きます。「話って?」

「まあ、何も特別なことじゃないの。ただ、今のあなたのことを、全然知らないような気がしたから。あなたが高校に入ってから、ママは仕事に時間をかけ過ぎて、あなたにかまっていなかった。あなたが話をしがっていても、いつも時間がなかったり、ちゃんと聞いてなかったりした。時々、あなたがトラブルに巻き込まれると、ママはいつもあなたにお説教して、自分の考えを押し付けてた。今まで本当にあなたを理解したことはなかった。だから、今日話ができたら、気持ちを伝えられたら、と思ったの。学校のこと、たとえばあなたをいじめる人がいないかとか、友だちのこと、辛い時は、どうやって乗り越えているのかを話していいのよ。プライバシーを侵害するつもりはないの。ただ、あなたのことをもっと知りたいから、正直に話し合いたいだけなのよ」と、ジャオは穏やかに言いました。

それを聞くと、息子は喜んでクラスメートたちとのつきあいのことを彼女に話しました。ジャオは話をしっかり聞いて、自分で理解している神の言葉の一部分や、自分の体験を挙げながら根気強く息子に助言しました。どんな人と友人になるべきか、人と仲良くするにはどうしたらよいか、どのような悪い習慣を止めるべきかを教え、物事の分別がつくよう手助けをしました。その夜、息子はとりわけ幸せそうで、自分の将来や趣味のことを喜んで母親に話しました。そしてジャオは神の言葉に従って息子を導き、彼が正しい人生の展望を築けるようにしました。こうした会話により、彼ら親子はお互いの誤解が解け、距離が縮まり、再び親友同士のように何でも話し合える仲になったのです。

その時から、何か問題が起きると、息子は一番にジャオに話し、ジャオは話をよく聞いて、神の言葉に真理を求めながら彼を助けるようになりました。

時々、息子が強情になって腹を立てることがあっても、ジャオは即座に神に祈り、真理を求めます。そして彼が落ち着いた後で、サタンの性質のままに話したり、行動したりすると、周囲の人々を傷つけるのだということを理解させます。息子がまたゲームで遊んでいると、ジャオ・ファンは彼のために祈り、コンピューターゲームはサタンが人間に害を及ぼすための道具だということを話し合い、彼がゲームの本質を見抜き、神の言葉に基づいて行動し、ゲーム遊びを止める決心ができるようにします。知らず知らずのうちに、ジャオと息子の仲はますますよくなり、息子は進んで自分の悩みや喜びを母に打ち明けるようになりました。さらに、神の言葉を読むことを通して、ゲームの時間が次第に減り、さらに思慮深くなっていきました。この効果を目にしたジャオは心の中で神に感謝します。神の導きがなければ、2人が対等にふれあうことはできなかったでしょう。2人の関係もあまり改善せず、息子のゲーム中毒も直らなかったでしょう。すべては神の祝福なのです。

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